アーユルヴェーダ ヴァータ体質の特徴と食事・運動・休日の過ごし方を知ろう

こんにちは。インド在住のMANOです。
昨日、アーユルヴェーダの体質診断の記事をアップしました。
まだ自分のドーシャがわからない方は先にこちらの記事を読んでくださいね。
▶️アーユルヴェーダ体質診断〜あなたは何タイプ?

さて、今日からはアーユルヴェーダの体質について、ヴァータ・カパ・ピッタそれぞれの特徴について書いていきたいと思います。今日はヴァータ体質についてです。

  • ヴァータ体質の人の特徴
  • ヴァータのバランスが崩れる時
  • ヴァータ体質の人が心がけたい食事
  • ヴァータ体質の人が控えたい食品
  • ヴァータ体質の人に必要な睡眠時間と方法
  • ヴァータ体質の人にオススメの運動
  • ヴァータ体質の人にオススメの休日の過ごし方
  • まとめ

 

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ヴァータ体質の人の特徴

5元素の地風空火水の中の風と空からなるヴァータ
3つの性質の中で一番乱れやすいドーシャとも言えます。
風と空、空間動ける余裕とスペースが大事なヴァータの特徴を挙げていきます。

体質・肉体面の傾向

痩せ型(体重が軽い)
肌、髪は乾燥しやすい
爪は割れやすい
口の中などもよく渇く
歯並びが悪い
冷え性(とくに末端)
月経痛、PMSがひどい
便秘になりやすい
疲れやすい
偏頭痛、腰痛、関節痛がある

精神的な傾向

熱しやすく冷めやすい
発想力がある
頭の回転が早い
不安・緊張・変化を求めるが、心配性
イライラしやすい(けど、すぐ冷めて根に持たない)
短期集中はできるが長期集中はできない(継続が苦手)

行動の傾向

不規則でムラがある
会った人とすぐ仲良くなり、マメな性格
活動的・行動的
お金はすぐ使う(貯金苦手)
家や仕事を変えることが多い

気をつけたい病気

血管疾患、循環器系
消化器系(特に腸)疾患
神経系疾患(鬱、抑うつ)、不眠症
低血糖、めまい

ヴァータのバランスが崩れる時期・季節

ヴァータ体質の人は「乾燥と寒さ」に弱いく、日本でいうと、秋〜冬にかけてが一番崩れやすいです。

また不規則な生活(食事、睡眠)がすぐに体調に現れるので、規則正しい生活を心がけることが一番大切な体質です。

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ヴァータ体質の人が心がけたい食事

ヴァータ体質の人が心がけたい食事はまとめるとこんな感じ。気分にも食欲にもムラがあるからこそ、規則正しい食事を心がけることが大切です。
また、冷たいものは最小限にし、温かいものを食べるようにしましょう。

・1日3回の規則的な食事
・消化しやすい食べ物
・温かい食事、加熱した食事
・良質な油やバター、ギーで調理したもの
・水分を多くとる
・スパイスを使った料理、根菜類、スープなど
・甘・酸・塩を意識して摂る

 

甘い・酸っぱい・塩気について

甘い:白砂糖や合成甘味料ではなく自然の甘みがある食べ物のこと
完熟バナナ、アボカド、桃、調理済みのりんご、牛乳、ヨーグルト、卵、ナッツ、赤身の肉など

酸っぱい:酸味はメインでなく、加えるものとして考えましょう。
レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジ、タマリンド、キムチ、酢、味噌、チーズなど

塩気:世にある料理で塩分不足というものはありません。
プラスで摂る必要はなく、塩気を好む傾向である自覚をもつこと、摂るのであれば天然の塩を摂るなど質にこだわりましょう

オススメのハーブ

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調理法について

良質なオイルやバター、ギーでしっかり炒めたもの、煮込み料理など。
また、乾いたものを食べるときは水分を一緒に摂り、湿らせるようにしましょう。(おかゆ、グラノーラはヨーグルトで食べるなど)

ヴァータ体質の人が控えたい食品

ヴァータの人に限らず控えたいのがレトルト食品ですが、レトルト食品をはじめ、過度のアルコール、カフェインは身体を冷やします。
ヴァータ体質の人は特に気をつけましょう。

・加工食品(缶詰、レトルト)
・過度のアルコール
・カフェイン
・ニコチン
・大量の生野菜、冷たい食品
・炭酸飲料
・辛味・苦味・渋みは最小限に

 

辛味・苦味・渋み・乾燥したものは最小限に

辛味:唐辛子、玉ねぎ、大根、かぶなど
苦味:ケール、つくし、タンポポ、アンティーチョーク、ダークチョコレート
渋み:青いバナナ、りんご、クランベリー、ざくろ、ジャガイモ、豆、ブロッコリー、
乾燥:ライ麦、餅、焼き菓子、ドライフルーツ

摂りすぎるとヴァータの性質を強くしてしまうので最小限に抑えたい食品です。ただ、これらの食品が全くダメというわけではなく、食べるときは調理法を工夫することです。しっかり炒める、煮込むなどして食べるようにしましょう。

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ヴァータ体質の人に必要な睡眠時間と方法

だいたい8時間前後が好ましいとされています。

日中に気力・体力を自分が思っている以上に消耗してしまう傾向があるため、しっかりとした睡眠が必要ということですね。

また足を冷やさないこと、なるべく掛け布団をかけて寝るなど「重みを感じて寝る」ことが良いとされています。夏の暑い時期は冷房や扇風機をかけていても必ず掛け布団をかけましょう。また、シャワーでなく湯船に浸かり、身体を温める習慣が大切です。

ヴァータ体質の人にオススメの運動

軽い運動をできれば毎日続けることがオススメです。

ヴァータの人は普段活動的で気力・体力を多く消耗しています。そのため、激しい運動をすると”過度” になり、逆に活性酸素が増加し、疲労してしまいます。

 

おすすめはウォーキング、ヨガ

ウォーキング、ヨガ、どちらもゆっくりとした動きで心拍数がそんなに上がりません。常に動いている頭の中を整理する時間にもなり、肉体的、精神的にもヴァータ体質の人への運動として適しているのです。

また、一人でやるスポーツであることも大切です。ウォーキングも友達としてしまうと気力を使ってしまうので、一人黙々と歩くほうが良いです。

ヨガはベーシックなハタヨガ、ヴィンヤサ、陰ヨガ、リストラティブヨガなど呼吸をしっかり意識してゆっくり動けるものが良いです。

地に足をつけること、リラックスすることを意識してくださいね。

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ヴァータの人のオススメの休日の過ごし方

ヴァータの人は普段動き回る、頭を人一倍使う、多くの人に会う傾向にあります。リアルだけでなくSNSで社交性のある人、メールのやりとりが多かったり、ネットサーフィンを日常的にする人も。

そのため、1つのところに留まり、自分のエネルギー充電をする時間を作ることでバランスを取り戻すことができる環境に行くことが適しています。

  • 家で何もしない時間を作る(スマホ・PC見ない)
  • お風呂にゆっくり入る(長湯は禁物・・・)
  • 旅行に行く場合は滞在型リゾート施設やホテルでゆっくり過ごす
  • ヨガや瞑想リトリートで精神的エネルギーを高める

 

 

まとめ

ヴァータ体質の特徴を挙げてみましたが、いかがでしたか?ヴァータ体質が50%前後の方はこの傾向が強いと思います。そして、疲れた時にはよりこの性質が強く出るのも特徴ですね。

私はヴァータ体質で活動的だったので、昔は旅行に行っても忙しくする傾向が強かったのですが、最近は本当に1つのところでゆっくりする過ごし方をできるようになり、バランスが取れてきました。

皆さんも日々の生活にアーユルヴェーダの知恵を少しずつ取り入れることで生活の質が向上すると嬉しいなと思います。

明日はピッタ体質について書きますね。