資金なし!計画なし!私が25歳で起業した理由はたった一つ【やるしかなかった】

インド在住のMANOです。前回のプロフィールリリース後にいろんな人からの反応がありました。Facebookのお友達とかはね、結構このこと知っている人も多いので、面白かったー!とか言ってもらえて、私の人生もやっと笑い話にできる時がきたか!という嬉しさもありました。読んでいただいてありがとうございます。

そんななか、過去の私を知らない人は

「すごいですねーー。」

と、何人かに言っていただいたんですが・・・

いやいやいやーーーーー
まじですごくないんだーーー
破茶滅茶な人生すぎるから

って声を大にして言いたいw

ということで、もう続けて書いちゃおう!と
なんで私が25歳で起業したのか、そしてそれが8年続けてこれた理由を。

今って、一昔前と違ってフリーランスやYoutuberが増えてきてますよね?私が起業した頃よりもずっと、どこにも所属せず、個人で稼ぐ人が多くなっています。そして、起業という言葉も身近になってきたのかなと。

個人が稼ぐ時代。
会社に依存しすぎない。
自分の人生を選んで生きる!

会社員でも複業が増えてる時代なので、自分でこれからなんか副業したい!って考えている人は絶対やったほうがいい!って私は本気で思ってるから、ちょっと背中を押せるといいなって思います。

そして、たくさん失敗もしてきて、むしろそっちのが多いから勇気を持てるんじゃないかなって笑
かなり赤裸々に書いてます。

けっこうオモロイ人生だから読んでみてw

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エステならお金を稼げる!3つ目の仕事にエステティシャンを選んだ

きもの専門学校を卒業後、パリを目指して転職をするも、気が遠くなるほどお金がたまらないことを見かねて、フランスには自分で稼いで行くという道を選んだ24歳の私はエステティシャンになることを決めました。

それまでの流れはこちらの記事↓を読んでね。【プロフィール記事】まーのってどんな人?自己紹介します。

お金を稼ぐ=エステになったのもすごく単純で、その時、仲良くなった人が当時33歳でエステサロンを経営してたから。美容に興味あったとかじゃなくてね。稼げるよって言われたから。

この人の真似したら稼げるんだ!って本気で思ったので徹底的に真似しようと!

ただ、きもの専門学校も親からお金を借りて行き、社会人になって毎月返済をしてるくらい。またもや技術職!エステの学校に行くお金なんてあるはずもなく。。。

幸い、エステは国家資格ではないので、就職さえしてしまえば、働きながら技術は身につけれる!と思い、4社受けて、3社内定。一番給料がよかったところに就職しました。技術を習得したらすぐやめて独立する気満々で就職しました。

未経験からのエステティシャン

そうです。

私、エステ、未経験

エステは国家資格ではないとはいえ、現場で理論・技術を覚えてデビューするまでには相当な研修を詰め込まれます。でもほんとに未経験者ばかりで、私の同期入社も30人以上いましたが、美容専門学校卒業生、エステ経験者は5人もいませんでした。

でもね。。。わたし。。。

不器用ーーーーー!!!!

昔から親兄弟にもお前は不器用すぎると言われ続けていた私が

エステーーーーー!!!!

しかも人様に触れるお仕事・・・

理論はいいんですよ。好きだから。頭は理数系なんです。ロジカルに考えれて、正解があるものが好きだから。でも案の定、手技を覚えるのが苦手すぎました。人によって少しずつ違うし、正解がないのが手技。(正解はあるんだけどね。初心者にはわからん!)

毎日帰って復習・練習。フェイシャル練習用の顔も買ってたくらい
コレ↓

居残りもできるときはして、先輩や友達に頼んで技術チェックしてもらいを繰り返しました。でもほんとめっちゃ怒らるわ、教え方も先輩によって違うわで大変。たけど、詰め込み1ヶ月半でお客様デビューを果たすことに。

エステに来るお客様はエステティシャンが新人かベテランかなんて知らずに、同じお金払ってます。

このプレッシャーがねほんとに半端なかったです。
だから絶対新人ってバレたらあかん。そんな思いでいつも気愛いれて、真剣勝負でお客様に入っていました。

エステは覚えることが多すぎる

エステは大きく分けてフェイシャル・ボディ・脱毛の施述があります。そして各5〜10種類くらいの機械と技術があり、覚えることがとにかく多すぎる。
先輩のチェックでOKが出た手技、機械、技術からお客様に入らせてもらえるので、上手な子はどんどんお客様に入れるのに、私はほんと遅かった・・・

これに加えて取り扱い商品の勉強です。サプリメント、化粧品もまた種類が多い。

そして、エステティシャンの稼ぎの肝となるのがコースの契約をするカウンセリングの研修。
正直、エステサロン的には技術よりこっちのが大事なので、毎日のようにロープレを繰り返しやらされるのです。

 

営業できないエステティシャンはエステティシャンとして認められない

お客様に入れるようになったらエステティシャン!と思っていたら!!!!
そんな甘くはなく、カウンセラーとして営業してなんぼ。

コースの契約、化粧品やサプリの販売実績でやっと認められるのです。

私は話すのが上手(ぽかった)というのと、お金を稼ぎたいからエステサロンに就職しました。ときっぱり言っていたこと、事前の適正テストでカウンセラーとして期待され、特別研修も受けさせてもらいました。が、しかし、まったく契約とれなかったし、売れなかったんですよね。

当時、私の働いていたサロンでは2ヶ月連続予算達成で正式にエステティシャンと認められますが、私は本当に全然達成できず、毎月50%達成もしてなかったです。

現在、大手のエステサロンさんでは施述をする人(技術)、カウンセリングする人(営業)、レセプションなどしっかり職種が分かれているところもありますが、私のサロンは全員営業マンであり、技術者であれ!というスタンスでした。

 

営業できないエステティシャンのまま退職→起業準備へ

はじめから技術と理論を一通り学んだらやめるつもりだったのと、本当に人間関係がよくなく(笑)早くやめたくて仕方がなかったので、1年と決めていました。営業成績は鳴かず飛ばずでしたが、辞めると決めた最後の2ヶ月で初めて連続達成しました。

エステティシャンとして会社に認められる前にやめたので、営業できないエステティシャンのまま辞めました。

今思えば、営業できないままやめるってバカじゃね?って思うんですけどね。その当時の私は技術と知識さえあればいいと思っていたので、潔く1年で辞めたのです。

8つの仕事をかけもち、資金を稼ぎながらの起業

たった1年で辞めた理由はもう一つありました。最初から独立することを考えてエステサロンに就職した私は、働きながら独立資金を貯めようとしていました。しかし、売り上げ達成してからでないとインセンティブもないわけで、朝から夜20時過ぎまで週5で働いてても手取り20万ない。

毎月、家賃や学費返済などしたら残金1万円以下。

貯金できない。
夜遅い、休みも不定期でバイトするのも難しい。

それなら辞めてフリーターになるほうがいいかも?とよぎったのです。

なので辞めて、知り合いのオーナーにサロンを間借りさせてもらって、機器類はレンタルで独立準備スタート。

同時に友達や知り合いに声をかけてお客さんになってもらうところから始まりました。

当初、お客さんもそんなに呼んでこれないのでとりあえずバイトで資金を稼ごう!と思い、空き時間はすべて埋め尽くすように働きました。

一番多い時で8種類の仕事を同時にするというキチガイぶりでした(笑)

 

タイムマネジメントが命!

どやって8種類も?って思うでしょ?

2〜4時間の単発バイト×2
固定高時給の事務バイト
夜〜朝型のバイト
期間限定のイベント

これらをうまいこと組み合わせてスケジューリングし、その合間で知り合いのサロンでエステ、派遣でランジェリーアドバイザーをしていました。

バイト4つ と 美容業4種類 で 合計8種類 でした。

夜中、早朝はカラオケや漫画喫茶でも働いていたので職場で寝てしまうこともあって、起きた瞬間、

今どこ?
何時?
次どこ?

とか毎日ちょっとしたパニックでしたよね。今振り返っても、よくやってたなと思うし、

もう二度とあの生活したくない!笑

それなら実家にでも帰るとか生活費かからないところでお金貯めればよかったじゃんって思う人もいるかもしれませんが、専門学校の学費もまだ返している途中、エステで起業??

は?バカじゃないの?って
誰もが止めますよね(笑)

そして、何より反対を押し切ってやっていけるよ!成功するよ!っていう説得材料があの時の私はゼロだった。

だから自力でなんとかするしかなかったのです。

 

月収60万稼ぐも・・・

さすがに8種類の仕事のかけもちは3ヶ月が限界でしたが、この時はエステの売り上げもあり、月収60万円を切ることはありませんでした。真っ当に労働収入してた割にはけっこう稼げてたほうかな?と思います。

が、さすがにクタクタですよね(笑)

しかも、私だいぶアホだったので、無理なスケジュールで高単価のパーティーとかの仕事入っていたのでタクシー代とか外食ばかりで、無駄な経費使いすぎ!
それなら時給1000円くらいのとこでずっとバイトしてたほうがお金貯まった気がするよね・・)

その上、サロンのレンタル料や商材費も出したら、稼げど出ていくの繰り返しでした。

「売上 ー 経費 = 収益」

っていう根本的な経営者としてのマインドはこの時は皆無だったのです。

とにかく給料日まで稼げ〜〜〜みたいなね(笑)

そうはいっても幅広く、数多くの仕事に関わっていたことで人脈を広げることもでき、それぞれのバイト先からもお客さんになってくれる方や商品買ってくれる方がいたのも事実。

だからあれはあれでよかったのかなとは思います。

 

3ヶ月後に独り立ちしないといけないハメに

そんなこんなでしっかり準備して、固定客がついてから・・と思っていた矢先のできごと!

場所(ベッド)を借りてたサロンのオーナーが来月で新しい場所に引っ越すから別のとこでやってと。次のところはベッド一個しかおかんからもう貸せない。

えーーーー!
まだ独り立ち無理ですーーーー!
お金ないですーーーー!!

って全力で泣きつきましたが、

いや、もう決めたから・・・とキッパリ。

私自身、もう始めてしまってるわ、前金で施述代いただいているお客さんもいるし、後戻りできる状況ではありませんでした。

ここで立ち止まったらまたゼロから始めなきゃいけない。それなら1歩でも2歩でも前に進んでる状態から始めたい・・・と考え、自分一人でやると覚悟を決めました。

 

究極のDIYで始めた自宅サロン

まだ仕事を8つかけもちしているときだったので、この時が体力的にも精神的にも追い詰められていて、一番やばかったです。

もちろん急なことだし、新しく家やサロンを借りるお金もなく(今みたいなシェアサロンとかもない時代!)

それより先に機材などが必要だし・・・
とにかく今いるお客様のコースだけでも受け入れれる場所を作るしかない。

限られた時間とお金で自宅をDIYで改装しまくってサロンにすることに。

無駄なもの全て捨て去り、生活感をなくし、Salon de MANOのスタート。めっちゃドタバタで自宅サロンオープンとなりました。

それが25歳の秋のこと・・・

自宅サロンが嫌だった私は友達以外のお客様には自宅サロンであることは伏せて、エステしてないときも「家」として使うことはほぼなく

「サロン=職場」 に泊まっているというスタンスで仕事をしていました。

自宅であることは変わらないんですけどね。ちょっとしたこだわりでした。

実際、忙しすぎてサロンで施述する以外は別の仕事で外に出ていたので、ほんと職場の一つだと思って生活していました。

あの時は家がなかった・・・そんな感じで毎日働いてました。

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オープンしてすぐにぶつかった「集客」の壁

そして独り立ちした瞬間に襲ってきた次の大きな問題!

「集客」

ドタバタで準備もあまりせず、むしろ経営の知識も全くないのに独立して、行き当たりばったりにもほどがある。

サロンの必要経費もそこそこかかってて、お金ないのにこだわって高い商材使い、ロットがあるからまとめて仕入れないといけないわで先払いしてるお金もある。

自分自身に使うお金なんてほんとなくて、
これ、お金に変えなあかんのに。。。

でも人がこーーーん!って

3ヶ月くらいは友達が来てくれたり、順調とは言えないもののバイトも忙しかったので良かったんですが

徐々にお客がいない事実に気づくのです。

 

20代で友達がお客さんになってくれるのは限界がある

そりゃそーですよ。25歳の周りに20代の友達ばかり。給料もそんな高くない。

美容にお金かける友達はそんなに多くない。

しかも自営業してる人はまだ私くらい。
人間的にも信用もない。

最初は安くして来てもらってもそれじゃこっちが続かない。
ならば正規の値段で・・・となると続けてきてくれる人は少なかったのです。

いろんなところで知り合いはいたけど、声かけるとこに限界がありました。
どうしたらお客様が来てくれるんだろうかと真剣に悩み出しました。

 

独り立ちして3ヶ月目にして窮地に陥る!

独り立ち3ヶ月目にして

「お客が途切れる=店を続けれない」

恐怖が毎日襲ってきて寝れない日が続きました。もちろん自宅なので、いつでもやめれるし、バイト続けてれば最低限生活はできます。

しかし、そこそこ初期投資をしているわ、クレジットカードのリボで払っているから支払いもまあまあの金額。

「エステ開業→エステで稼ぐ」と決めたからにはエステで稼がねば意味がない。

そして、すでに3回も正社員を辞めてるんですよ。

もうね、後には引けない。そして再就職も正直無理じゃね?ってなって、

覚悟を決めた自営業人生が始まるわけです。

・・・続く

できる、できないじゃないじゃなくて、やるしかないんだ!

自分で商売してるって言ったらすごーいっていわれるけど、全然すごくない。いやまじで。

当時の私は、会社員では自分の欲しい金額を稼げないって決めつけたこと、会社員で稼ぐ道があるかどうかも本気で調べないまま、完全に勢いで流されて起業してしまった・・・

見よう見まねの起業、エステ、稼ぐ!って。

走り出してからがちょーーー大変。
資金もなければ、それこそ目標も計画もなんもない

ほんと、お金に対しても経営に関しても無知すぎました。

今、あの時の自分にタイムマシンで戻って声をかけれることができるなら

起業は止めない。
けど、先にお金のこと、経営の本質を理解してからにしろと言いたいw

でもね、走り出したらもう引き下がれない。とにかく前を見てやれる方法考えながら走るしかなかった。

できる、できないじゃなくて、やるしかないんだ!”
「やれるのか?」という話をしている時点は問題外。
できるかどうかなんて話は不要。
やるためにどうすればいいかを考えろ!
前を見てできると思うならやれる。
できない理由なんて並べんな!常にできる方法を導き出せ!
by GACKT 

はい。シメはいつもガク言です(笑)

ってことで次回はドタバタでマイナスで始まったサロン経営がどう8年間で変わっていったのか、走りながら学んだお金のこと、経営のこと。

ちょっとまとめれるか心配ですが笑
長文読んでくれてありがとーーー