私が海外就職で得たものと失くしたもの【インド就職は正解だった?】

インド在住のMANO(まーの)です。
Twitterでも呟きましたがMANOはまーのと読み、「まの」ではないーーー!!
今日からふりがな付きで名乗ります(笑)

さて、日本はゴールデンウィーク2日目が終わったところ!
10日連休だから過去最高の海外旅行者らしいですね。海外在住者は通常営業なので温度差すごい。

そして、そんな休みにインドに訪ねてくる知り合いもいないのがインドw

さて、先日インドの現地採用で働く人々の懇親会に参加してきました。
(私の場合、もう現地採用で働く枠でないので、特別OB枠で参加させていただきました)

今回参加できた方は25人くらいいて、前回より新参者も増えてらっしゃいましたね!
そして何より最近「男性」増えてきた!!!!私も自分が担当していた企業にご紹介して決まった方の半数は男性なので、不思議ではないのですが、世間的にまだ男性は少ないイメージなのです。
(全体で見ると女性の方がまだまだ多いです。)

さて前置きが長くなりましたが、そんな現地採用でインドで働いてみて、辞めてみて思うことを今日は書こうと思います。第一弾は 私が海外就職(インド就職)で得たものと失くしたもの を書きます。

今、海外就職活動中の人、海外就職しようか悩んでいる人、現在すでに働いている方へ向けてになりますが、日本にいる方は違う意味で行動の参考になると思います(笑)私を知っている人はへーーって思っていただけるのではないかなと!

  • 私が海外就職で得た5つのこと
  • 私が海外就職で失くした5つのこと
  • まとめ

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私が海外就職 インド就職で得た5つのこと

度胸

なにもかもが初めての経験でした。
私が入社した時、タイミング良く(悪く?)日本人2人だったので、もうね、社会人一年生じゃないし、時間もあまりないからっていう、中途採用ならではの放し飼い教育(笑)

営業は慣れてるけど、けどね!超超有名企業や商社マンとの面談って何話していいかわからない。かと思えば製造業、、、一番知らない領域すぎました。

それなのに人材というちょー重要な話を聞き出さないといけない。何度も会ってくれる人ばかりじゃない。人材屋って時間の無駄って嫌煙されるとこも多い。物怖じしてられませんでした。

あと、ビジネスメールで英語を使うの初めてなのに、ぶっつけ本番でインド人とやりとりしなあかんとか、英文レジュメ読み込んで理解するとか。単語がわからんとかそんなレベルじゃなくてインド人の履歴書って日本人みたいにわかりやすく「できること」「特技」って書いてないからさ。嘘ばっかり(笑)

今までも度胸あるとおもってたけど、それを超えることが多すぎて鍛えられました。

世界経済とインド、そして一般常識を学ぶきっかけ

短大卒業後、専門職、専門分野でしか就業経験がなく、直近8年は美容と健康とそれらのマーケティングにしか携わってませんでした。
車メーカーを始め、商社や大手コンサルティングファームとかのことって知らなくても生きてこれたんです。
ティア1、鉄鋼、車の製造工程、会計、法律、ビッグ4、建築・・・分野が広すぎてパニッック。

パニックで泣きそうな私に直属の上司Dからは四季報を渡され
「これで勉強してください」

四季報なんて今まで買ったことも読んだこともなく、知らないことだらけ。
あぁ世の中ではこんなことが起こっているんだ、モノの流れ、企業関係図を把握すると企業理解が深まりました。今からインドに来る方、海外就職活動中の方はぜひこちら読んでおくことをオススメします。

インドに来なければ、私は「美容」と「健康」に偏った情報、考え方しかできなかったんだろうなと思います。そして、一般の方のこれらに対する認知度や情報と自分の持っている情報のギャップにも気づくことはなかったかもしれないです。

これは得たものの中では最上位かもしれない。

時間

インドに来た当初は会社の人以外知り合いがいませんでした。そのおかげで会社の人といる以外をほぼ一人で過ごしたり、考える時間に充てることができました。

これはすごく大きかったですね。セブ島での留学中も時間はありましたが、一応勉強するための時間でお金の消費をしている自分の時間働きながら得る自分の時間 は少し違います。

暇だなーって思いながら掃除したり、料理する時間がすごく新鮮でした。

許容する心と怒りの感情の表現

インドに限らず海外全般言えることかと思いますが、

何が起きても驚かない
許容する心の余裕

できましたね。元々めちゃくちゃきっちりした性格ではないですが予想を想像以上に超える出来事が多すぎて、許容範囲は確実に広がりました。というか鈍感になった?笑

とは言っても、いつまでたってもムカつくもんはムカつくんだなっていう自分の心の狭さも同時に知ることになりましたw

▶︎ 【関連記事】インドは笑ったもん勝ち!でもイライラするTOP10

また、それと同時に「怒り」の感情を露骨に出すようになったんですよね。

矛盾しているように聞こえますが、日本にいると「まあいいか」「私がやればいい、我慢すればいい」と思っていたことが「言わないと伝わらない」という考えに変わりました。いや、変わらざるを得なくなった。

なので今までにはない「怒り」の感情表現が露骨になりました。

要するに本来自分の本質として
・許容できるスペースは広がり
・許容しすぎていたことに対して適切な怒りの感情を出せるようになった

ということですね。これは、インド人に対しても日本人に対してもです。

言わなきゃ伝わらない。

気付いてくれるだろう。
わかってくれるだろう。
気づかないほうが悪い。

は一部の日本社会でしか通用しないと思いました。

 

異色の経験と人との出会い

「インドに住む」これは異色すぎる経験ですよね。

セブ島に留学したことある人、東南アジアに住んだことある人は多いです。でもインドはなかなかいない。

セブ島から海外就職をすると決めた時、今後「インドに住んでいたことがある日本人」は全日本人口の中でたぶん1%もいない。全世界で見てもインドに住んだことがある外国人はかなり少ないだろうなと。

面白すぎる。

そして、インドで出会う日本人全員、ある意味奇跡すぎる出会いだと思いました。今インドの在留邦人人口は1万人未満。デリー近郊で考えても6000人くらい。そのうち帯同で来ている家族が半分以上とした場合、仕事をしていてその中で会話できる人はかなり絞られます。

そして入れ替わりも激しいのが海外在住者の特徴。

2年弱という私のインド在住歴でもすでに20人以上が他の国に移動になったり、日本に帰任されました。

そう思うと、ここで出会えた人たちとの縁は奇跡です。
一生の付き合いができる方々と出会えたのはかけがえのない財産ですね。

自信

海外で働くということ、また、自分の経験を別業種で活かし、結果を出せたこと。
これは自分の特技や能力を客観的に評価するきっかけにもなりました。

そして、何より、こんなんでも海外で生きていけるんだ!という自信はつきました。
他の国でもどこでももう、たぶん行こうと思えばどこでも行けます。
(行きたいと思うかは別ですが笑)

私が海外就職 インド就職で失った5つのこと

物欲

インドに来る前に日本の持ち物をほぼ処分したこともあり、物を増やすことへの嫌悪感は来た当初からありました。が、インドに来ると、それ以上におしゃれしたいとか思わなくなりました。

女子としてはいいことと定義しきれないけど(笑)服も会社に着ていく用の服以外、持って来た服で十分。食べ物も外で食べたくない、カフェでケーキもそんなに美味しくない。っていう良くも悪くも物欲を沸かすものがないので、物欲は消え失せました。

そうそう、一昨年の年越しでインドからタイに旅行中、ルブタンの靴がセールになっていて10万以下だった時に物欲が急に復活して買いそうになったんですね。その時も

「いつ履くんだ?インドでルブタン?」
「埃まみれになる、ヒールは一瞬で潰れる」

と思い返して買いませんでした(笑)

あれは日本や他の東南アジアに住んでたら間違いなく買ってましたが、止めれたのはインドのおかげです(笑)

こだわり

インドに来た当初、こだわりがありすぎて重くても超過料金を払ってでも持って来ていた化粧品、サプリ、日本食、調味料など。半年くらいで消費仕切って来た頃には現地で調達できないものへのこだわりがなくなってきました。

もちろん、日本で買ったほうが安いとかのものは買って来ますが「これじゃないと嫌!!!!」っていうものはグンと減りました。

補正下着も8年以上ずっとほぼ毎日着続けてきましたが、インドの気候では無理でした(笑)
緩めラインの健康下着の着用に切り替わりました。

とは言っても、それでも捨てきれないこだわりが厳選されたという言い方もできます。
日本から持ってきたものでも使わないものはたぶん一生使わんなと思ったり。現地で代替え品を見つけたり、無駄なこだわりはなくなりました。

言語としての英語の必要性の定義

「英語が話したい」という思いで海外移住したものの、実際使う頻度は正直そんなに多くなかった私の仕事

ほとんどが日本人相手の営業、面談。

でも日々インド人スタッフとやりとりはしないといけなくて、正直勉強したり考えたりが追いつかないくらいの業務量でした。

そうすると、「正しい英語」ではなく「伝わる英語」を使わないと話が進まない。
だから言語として「正しい英語」へのこだわりはなくなりました。

いや、、、社外相手のときはめっちゃ困りましたけどね。。。(汗)

けどね、「言語力」と「意思疎通力」はイコールではない。
特に日常、社内では「伝えようとする想い」がある英語が一番伝わるし、人を動かすんだなと思いました。

※英語できるに越したことないので、必要ないわけではないので誤解なきよう・・・・

将来へのこだわり

これは上記の「こだわり」と似ていますが、将来のことについての手段・方法のこだわりのことです。

私、心配性なので、いつも不安を抱えている女です(今もねw)

でもね、インドに来てから「思いがけない奇跡」「人生であり得ない出会い」を経験しました。

出会ったことでそこからの人生と優先順位が180度変わったといっても過言ではありません。

もちろん大きい人生の目的や目標は常に設定してありますが、そこにたどり着くまでの「方法」についてはその時に考えるほうがベストかもしれないと思えるようになりました。

その時にベストな決断をできる心の準備をすべき!という考え方になり、方法論のこだわりはなくなりました。

自信

得たものでも挙げましたが、失ったものでもあります「自信」

これは今までやってきたことが全く通用しない場面がたくさんあったからです。
正直悔しくて泣いたことも何度かありました。でも、なんか持たなくてもよかった変な自意識過剰な自信があったようにも思います。

今まで自営業してて「まーのキャラ」でできたことや甘えが全く通用しないっていうのは結構キツかったですね(笑)

いや、当たり前です。自営業していたことは完全に隠していたし、見た目が良くも悪くも若いので、新卒組とかと同じ感覚で話されることもあって

「現地採用でインドに来た変わり者」
「インド好きの独身女子」
「前職が別業種エステティシャン」

このイメージは、人材業の営業する上では、経営と人の実体験あるのに嘘みたいに聞こえるっていう(笑)

見た目やインド現地採用女子への先入観の打破はそんな簡単でなく、自信を失う日々でもありました。違う意味でインドに来る女性のイメージが固執しすぎていることや自分の客観的評価?を知ることになりよかったです。

おまけ:日本の家

日本に家がなくなったので日本滞在がホテルか友達の家になりました。

これは辛い反面、友達に感謝しまくるという人生で友人の大切さ、自分も大切にしたい人が明確になりました。

そして、ホテルに泊まると海外の人が日本に来て思うことを体感できる。お金はかかるけど、マイナスとは言い切れない。日本の家を失うこと(笑)実家に帰れる人はなにも心配いらないけどね〜〜

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まとめ

いかがでしたか?
これ書きながら、私今就職活動したら自分の長所と短所を全部長所で言い切るっていうの余裕でできるなって思ったくらいうまくポジティブな10項目になってない?(笑)

人って成長するもんですね。20代の頃の就活ではできなかったよ。

それもこれも、人材紹介会社で本当に就職したい人たちの気持ちを整理して、面接対策してきたという経験も大きいと思います。

ここで改めて思いました。得たものと失ったものを全てあわせて

インド就職は私の人生の選択において100%正解でした。

インド就職がというより、思った時に行動したからだと思うけどね。動いてみて考えたから正解しかないんだけどね。でも失うものがあるって不安は誰でもあるよね。でもなかったわ。

だから今、海外就職、インド就職したい!って思ってるなら今すぐ行動!!

「したい」と思った時があなたのタイミングだからね!

年齢も経験も関係ないと思う。それは動いてみて他人の評価とすりあわせればいい。
でもやりたいことはやりたいと思って動けるうちにやるべきだと思う。“今すぐ動け!知覚動考!”
世の中で結果を出せない人間っていうのは
“知る・覚える・考える・動く”
という思考で成り立っている。
世の中で結果を出せる人間ていうのは
“知る・覚える・動く・考える”
という思考で成り立っている。
考えるのが先か動くのが先かで人の人生は大きく変わる。
今すぐ動け!できない奴は、動いてない奴なんだ。
by GACKT

そういうことです!!!!
by MANO

【関連記事】海外就職という選択のきっかけはGACKTでした

 

おまけ:インド就職のことならJAC Recruitment Indiaへ

とくに隠す必要はなかったですが、大々的にこれ出すの初めてですね(笑)
でもやっぱりね、前職での経験とこの会社でよかったなって思えるので、出しときます。

前職のMANOインタビュー記事

そして

インド就職へのお問い合わせはJAC Recruitment Indiaへ
私の元同僚は自信を持って全力でお勧めできるコンサルタントです!

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